2016年8月26日金曜日

てんかんと精神症状を考える会

8月25日(木)大阪市内にて、「てんかんと精神症状を考える会」で座長と講演の演者を務めさせていただきました。

まず最初に、てんかんを診療する精神科の先生は減っている、また今後も減っていくことが予想される、というデータをてんかん学会の科目別医師の会員数と、会員の平均年齢からお示ししました。てんかん学会の精神科学会員の年齢ピークは50-60代にあり、神経内科の30-40代がピークにあるのとは対照的です。これが世に言う「精神科のてんかん離れ」ですね。会場は明らかに若手の先生も含めて精神科の先生で満席でしたが・・・。

その後はこれまでに経験した精神症状を呈する患者さんについていろいろとお話ししました。熱心にメモをとる先生もおられたので、興味は持っていただけたのではないかと思います。

こうした会をとおして、てんかんに興味を持ち、てんかんを専門にするためにてんかんセンター等で研修を受ける、といった先生が少しでも増えればいいな・・・と考えつつ帰路につきました。

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