2018年10月19日金曜日

Epilepsy Symposium2018


10月18日Epilepsy Symposium2018と題した医師向け講演会が行われ、小出は「てんかん患者さんの悩み」という演題でお話をさせて頂きました。幸い盛況で、予定を超える100名以上の聴衆の先生にご参加いただけたようです。

私はてんかんの薬物治療の話をすることはありますが、後援の製薬メーカーさんの薬を推薦する話はしません。もちろん薬剤の話をする以上はどうしてもそれぞれの薬の優劣や副作用の違いについて触れることはありますが、後援のメーカーさんの薬はむしろ当該の薬剤の問題点についてよく話します。当該の薬剤を褒めなくても薬物治療の話はできますし。講演料はもちろんいただいていますが、だからこそ話す内容で聴衆の皆さんに満足していただきたいのです。幸い今のところ、特定の製薬メーカーさんの薬を褒めなくても演者としてのお声はかけていただけています。これからも話す内容で「あの先生の話が聞きたい」と言ってもらえるような演者でありたいと思います。

今回の講演会は薬の話は一切なく、大変面白い会でした。特別講演2の中里先生の話「てんかん治療の究極的ゴール」も、東北大学てんかん学分野の歩みと将来のてんかん診療のロードマップのような物をお示しいただくという大きな内容でしたし、最後に登壇された東京情報大学の加納佳代子先生は、てんかんの当事者としてのこれまでの歩み、また講談看護師「加納塩梅」としての活動など大変ユニークなお話をされ、聴衆からも大きな笑いが起こっておりました。地声の良さが流石!でした。

下は演者と座長の集合写真です。総合司会の貴島先生からは「今日は講演会というよりも皆さんのトークショーでしたね」という感想をいただきました。大変なお褒めの言葉と受け取らせていただきます。








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