2016年4月19日火曜日

熊本地震:てんかんホットライン チラシの広報にご協力を!

てんかん学会やてんかん協会の声明を受け、その中に紹介されているてんかんホットラインもマスコミの皆さんにご紹介いただけております。ただ、東日本大震災の際の経験でいえば、発作のある方は普段それを人に言わずに生活しておられる方も多いため、人に知られることをおそれ、避難所等に顔を出さないまま過酷な環境のなかに身を置き続けている方もいました。今回もそうした方がいなければいいが・・・と危惧しております。

またそれとは別に、SNS等が発達した今日でも、情報を紙の掲示物や行政無線の広報などからしか受けられない、受けるすべがない方もたくさんおられます。てんかんホットラインの情報は幸い被災地のTVのテロップなどでも流されているようですが、たまたま見ていた方にしか伝わらないかもしれません。

こうした状況を踏まえて井上院長にお願いしたところ、てんかんホットラインのチラシを作っていただけました。被災地に実際におられる方、情報をうけることができる方は、ぜひこのチラシをご利用いただき、避難所や行政機関、医療情報の掲示板などに(無理のない範囲で)掲示していただければと思います。

まだまだ強い余震が続いており、被災者の皆さんのご苦労はいかばかりかと思います。遠くからですが、自分にできることを考え続けたいと思います。

今回の避難者は約10万人とも言われています。てんかん患者さんが人口の1%程度いると考えられていることから想像しても、数百~1000人ほどの患者さんが被災されていることになります。難しい立場に置かれがちで、かつ災害医療の援助対象としても見過ごされがちなてんかん患者さんのために、ぜひチラシの広報にご協力ください!

てんかんホットライン 広報掲示物(PDFファイル ご自由にダウンロードしてください)
http://www.shizuokamind.org/topics/20160416/4479/

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