暑い日が続きますね。明日は雨のようですが・・・。
抗てんかん薬の中には、ゾニサミド(商品名:エクセグラン)やトピラマート(トピナ)のように、汗をかきにくくなるといった副作用を起こすことがある薬もあります。こうした薬を服用している方は、熱が出ると高くなりやすくなったり、普段から熱がこもりやすくなることもあります。適宜エアコンなどを使用しながら、水分を十分にとって、体調管理に気を配りましょう。
2015年5月30日土曜日
2015年5月18日月曜日
休診のお知らせ
5月22日(金)は副院長(小出泰道)の外来は学会出張により休診とさせて頂きます。また6月5日(金)は院長(小出秀達)の外来は学会出張のため同じく休診とさせて頂きます。受診に際しましては、特に院長の外来に通院中の患者様はご留意ください。
2015年5月8日金曜日
てんかんを公表している著名人⑩ Neil Young(musician,1945~)
暑いですね。なんだか春が過ぎるのがあっという間で、通勤の自転車も汗ばむぐらいの陽気です。
これから夏になると、野外でのお祭りに参加する機会も増えますね。日本でも音楽フェスティバル等が開かれることが各地で珍しくなくなり、「参戦」するといった言葉をよく聞くようになりました。
これら野外音楽フェスティバルの中でも有名、かつ歴史があるものとして、フジロックフェスティバルは有名です。今年も7月24日から26日に行われますが、日本国内外から、たくさんの有名なアーティストが参加します。
2001年にこのフェスに参加したNeil Youngは、1960年代から現在に至るまで活躍を続けるアーティストです。その音楽は時代によって様々な要素を取り入れ、一言では説明できませんが、”Heart of Gold"などは私も好きな曲の一つです。
彼は20代でてんかんを発病し、ある時などはステージ上で発作を起こすこともあったといいます。また彼は幼少期から糖尿病やポリオを患うなどの苦労を重ねてきました。さらに2005年には脳動脈瘤を指摘され緊急手術を受けています。彼はあるインタビューに対してこう述べています。
「動脈瘤、ポリオ、てんかん―これらすべては単なる景色の一部にしか過ぎない。誰にとっても人生というのは苦しいもので、直面するのはたやすいことじゃない。色んなことがあるけど、そこから立ち直っていかなきゃいけない」all those things are just part of the landscape. Everybody’s life is hard, you look at life, and it’s not a cakewalk. Things happen, and you’ve got to be able to bounce back.”
また彼のお子さん3人のうちお二人には重い障害があり、そうした経緯から障碍者支援活動なども積極的に行っています。
https://www.youtube.com/watch?v=85qJDl0oGd4
これから夏になると、野外でのお祭りに参加する機会も増えますね。日本でも音楽フェスティバル等が開かれることが各地で珍しくなくなり、「参戦」するといった言葉をよく聞くようになりました。
これら野外音楽フェスティバルの中でも有名、かつ歴史があるものとして、フジロックフェスティバルは有名です。今年も7月24日から26日に行われますが、日本国内外から、たくさんの有名なアーティストが参加します。
2001年にこのフェスに参加したNeil Youngは、1960年代から現在に至るまで活躍を続けるアーティストです。その音楽は時代によって様々な要素を取り入れ、一言では説明できませんが、”Heart of Gold"などは私も好きな曲の一つです。
彼は20代でてんかんを発病し、ある時などはステージ上で発作を起こすこともあったといいます。また彼は幼少期から糖尿病やポリオを患うなどの苦労を重ねてきました。さらに2005年には脳動脈瘤を指摘され緊急手術を受けています。彼はあるインタビューに対してこう述べています。
「動脈瘤、ポリオ、てんかん―これらすべては単なる景色の一部にしか過ぎない。誰にとっても人生というのは苦しいもので、直面するのはたやすいことじゃない。色んなことがあるけど、そこから立ち直っていかなきゃいけない」all those things are just part of the landscape. Everybody’s life is hard, you look at life, and it’s not a cakewalk. Things happen, and you’ve got to be able to bounce back.”
また彼のお子さん3人のうちお二人には重い障害があり、そうした経緯から障碍者支援活動なども積極的に行っています。
https://www.youtube.com/watch?v=85qJDl0oGd4
2015年3月30日月曜日
花の季節&てんかん外来の新規患者さん数
朝晩との気温差はありますが、暖かい日がようやく続くようになってきましたね。
当院の庭の木瓜、桜が満開になっています。
当院の庭の木瓜、桜が満開になっています。
当院をてんかんの診療を希望されて受診された新規の患者さんが、昨年4月末から27年3月半ばまでで100人を超えました。なかには受診後にてんかんではないと判断した方が15%弱いらっしゃいますので、そのなかで継続的にてんかんの治療を行っている方は80~90人ぐらいでしょうか。患者さんは徐々に増えつつありますが、今後も患者さんの診断や治療を丁寧に行っていきたいと思います。
2015年3月11日水曜日
東日本大震災の経験
東日本大震災の日から、つい先ほど4年が経過しました。
4年前のあの日は病棟で患者さんの気管切開のチューブをを交換するような処置をしていたと思います。突然の大きな揺れ、すわ東南海地震がやってきたのか、と静岡に在住する人間としてはまずそれが頭に浮かびました。しかしそれが東北地方を中心にした大地震であることがわかり、次いで押し寄せる津波の映像に胸が苦しくなったことを思いだします。
3月16日に静岡を出発し、岩手県山田町を中心とした沿岸部で支援活動をしました。主にはてんかんの患者さんに薬を届ける、という他の支援者があまりしていない活動に力を入れましたが、通常の内科診療もしました。親御さんを亡くされたばかりのお子さんの姿には涙が溢れました。一方で抗てんかん薬が切れかかっていて、少しの薬を飲みつないでどうにかひどい発作を起こすことなく避難所でがんばっていたお子さんの親御さんは、薬をお渡しすると涙を流して喜んでおられ、この人のためだけにでも来てよかった、と心から思いました。地元の方々はひどい状況の中でも、手を取り合って頑張っておられました。
あれから4年、このような災害は二度と起こってほしくはありませんが、震災で知り合った東北地方の先生方と一緒に仕事をさせて頂くなど、貴重な経験もたくさんさせて頂きました。人知を超えたこのような災厄は今後も必ず起こります。我々はこの経験を無駄にすることなく、日ごろからの備えを今一度思い起こす日にしましょう。
患者さんにおかれましては、薬の備蓄を十分すること、保管は取り出しやすいところに分散しておくこと、薬の内容は常に薬手帳などに新しい情報を更新しておくこと、緊急時の自分の治療に関する連絡先の確認などを怠らないようにしましょう。
参考:てんかん 災害支援ネットワーク
4年前のあの日は病棟で患者さんの気管切開のチューブをを交換するような処置をしていたと思います。突然の大きな揺れ、すわ東南海地震がやってきたのか、と静岡に在住する人間としてはまずそれが頭に浮かびました。しかしそれが東北地方を中心にした大地震であることがわかり、次いで押し寄せる津波の映像に胸が苦しくなったことを思いだします。
3月16日に静岡を出発し、岩手県山田町を中心とした沿岸部で支援活動をしました。主にはてんかんの患者さんに薬を届ける、という他の支援者があまりしていない活動に力を入れましたが、通常の内科診療もしました。親御さんを亡くされたばかりのお子さんの姿には涙が溢れました。一方で抗てんかん薬が切れかかっていて、少しの薬を飲みつないでどうにかひどい発作を起こすことなく避難所でがんばっていたお子さんの親御さんは、薬をお渡しすると涙を流して喜んでおられ、この人のためだけにでも来てよかった、と心から思いました。地元の方々はひどい状況の中でも、手を取り合って頑張っておられました。
あれから4年、このような災害は二度と起こってほしくはありませんが、震災で知り合った東北地方の先生方と一緒に仕事をさせて頂くなど、貴重な経験もたくさんさせて頂きました。人知を超えたこのような災厄は今後も必ず起こります。我々はこの経験を無駄にすることなく、日ごろからの備えを今一度思い起こす日にしましょう。
患者さんにおかれましては、薬の備蓄を十分すること、保管は取り出しやすいところに分散しておくこと、薬の内容は常に薬手帳などに新しい情報を更新しておくこと、緊急時の自分の治療に関する連絡先の確認などを怠らないようにしましょう。
参考:てんかん 災害支援ネットワーク
2015年3月10日火曜日
当院かいわい:十三参り
今日も風が強く寒いですね。先日ご紹介した当院の庭の白梅も、風にあおられて揺れています。
当院への最寄り駅で、皆さんに最もよく利用されているのは地下鉄谷町線の四天王寺前夕陽ヶ丘駅になります。こちらの2番出口を出て、北に歩いていくと150-200mほどで当院が谷町筋沿いに見えてきます。
このちょうど駅と当院の中間ぐらいにあるのが大平寺です。こちらは虚空蔵菩薩をお祀りする曹洞宗のお寺です。関西では十三参りという、数え年で13歳になったら虚空蔵菩薩にお参りをして、子供の知恵と幸福を祈るという風習があります。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%81%E4%B8%89%E8%A9%A3%E3%82%8A
大平寺は大阪では十三参りの中心となるお寺さんです。寺門にも大きく「十三まいりの寺」という石碑が立っています。お参りは通常春に行われるので(最近は中学校にはいる前が多いそうです)、これからの季節、お参りするご家族をを目にすることがあるかもしれませんね。
十三参りの寺 大平寺
http://www.taiheiji.com/index.html
当院への最寄り駅で、皆さんに最もよく利用されているのは地下鉄谷町線の四天王寺前夕陽ヶ丘駅になります。こちらの2番出口を出て、北に歩いていくと150-200mほどで当院が谷町筋沿いに見えてきます。
このちょうど駅と当院の中間ぐらいにあるのが大平寺です。こちらは虚空蔵菩薩をお祀りする曹洞宗のお寺です。関西では十三参りという、数え年で13歳になったら虚空蔵菩薩にお参りをして、子供の知恵と幸福を祈るという風習があります。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%81%E4%B8%89%E8%A9%A3%E3%82%8A
大平寺は大阪では十三参りの中心となるお寺さんです。寺門にも大きく「十三まいりの寺」という石碑が立っています。お参りは通常春に行われるので(最近は中学校にはいる前が多いそうです)、これからの季節、お参りするご家族をを目にすることがあるかもしれませんね。
十三参りの寺 大平寺
http://www.taiheiji.com/index.html
2015年2月25日水曜日
自立支援医療は利用されていますか?
寒さも少し和らいだかなと思ったところ、今週末からはまた寒い、という予想がされているようです。インフルエンザA型の初診患者さんはさすがに減ってきておりますが、体調管理が難しい、という点では気温の変動が大きいこれからも注意が必要ですね。
当院をてんかんで初診された患者さんが、昨年4月からの約10か月間で90名となりました。病院からのご紹介も多い一方で、ご自分でインターネットから当院のてんかん専門外来を検索して受診される方も増えてきております。
こうした方々の初診時には情報をまとめておくために問診票を活用しています。そのなかに「これまでに利用していた制度」という項目を設けているのですが、てんかんの方の医療費の助成制度について何も聞いたことがない、という方が(長年治療を受けていた方でも)よくいらっしゃいます。利用できそうな制度についてご紹介すると、「なんで今まで紹介してもらえなかったのか」と怒る方もいらっしゃいますね。基本的にはどの制度も患者さんが診断書をもらって自分で申請する形になっていますので、制度の存在を知らなければ、利用することを思いつきすらしないまま日が過ぎていく、ということになってしまいます。我々は適切に必要な方に情報を提供する必要があると考えます。
なかでも自立支援医療は重要性が高い制度です。「てんかん」という診断があって通院が必要な状態があれば、発作の頻度や程度は関係なくだれでも利用できます。大阪市内の方であれば15歳まではこども医療の助成制度がありますので必要ありませんが、16歳以上であれば、どなたでもてんかんについての外来通院医療費が3割→1割に軽減されます。てんかんのように長年にわたって治療を続ける必要があることが多い病気をお持ちの方にはかなり利用価値が高い制度になっています。現在利用しておられない方がいらっしゃいましたら、担当の先生にぜひ一度利用の可否について(てんかんであれば利用できない状況は基本的にはありませんが)質問してみましょう。
自立支援医療にはいくつか対象となる患者さんによって種類があり、更生医療や育成医療などもありますが、てんかんが関係するのは「精神通院医療」です。てんかんは長年精神科の先生が診療を担当していたという歴史があって、利用する制度の多くは他の精神疾患(たとえばうつ病など)と重複する部分があります。現在は神経内科や脳神経外科に通院している患者さんのほうが多いので、精神科の先生が担当する場面は少なくなりつつありますが、制度としてはそうした名残がある、というところでしょうか。ただ、てんかんの患者さんに関しては担当の専門科にかかわらず、自立支援医療や(こちらは発作頻度や合併症の有無によって対象になるかどうかが決まりますが)精神保健福祉手帳などの診断書を記載できることになっています。
繰り返しになりますが、現在自立支援医療を含めてんかん患者さんが利用できる制度について何も聞いたことがない、という方がいらっしゃいましたら、ぜひ担当の先生に一度相談してみましょう。
当院をてんかんで初診された患者さんが、昨年4月からの約10か月間で90名となりました。病院からのご紹介も多い一方で、ご自分でインターネットから当院のてんかん専門外来を検索して受診される方も増えてきております。
こうした方々の初診時には情報をまとめておくために問診票を活用しています。そのなかに「これまでに利用していた制度」という項目を設けているのですが、てんかんの方の医療費の助成制度について何も聞いたことがない、という方が(長年治療を受けていた方でも)よくいらっしゃいます。利用できそうな制度についてご紹介すると、「なんで今まで紹介してもらえなかったのか」と怒る方もいらっしゃいますね。基本的にはどの制度も患者さんが診断書をもらって自分で申請する形になっていますので、制度の存在を知らなければ、利用することを思いつきすらしないまま日が過ぎていく、ということになってしまいます。我々は適切に必要な方に情報を提供する必要があると考えます。
なかでも自立支援医療は重要性が高い制度です。「てんかん」という診断があって通院が必要な状態があれば、発作の頻度や程度は関係なくだれでも利用できます。大阪市内の方であれば15歳まではこども医療の助成制度がありますので必要ありませんが、16歳以上であれば、どなたでもてんかんについての外来通院医療費が3割→1割に軽減されます。てんかんのように長年にわたって治療を続ける必要があることが多い病気をお持ちの方にはかなり利用価値が高い制度になっています。現在利用しておられない方がいらっしゃいましたら、担当の先生にぜひ一度利用の可否について(てんかんであれば利用できない状況は基本的にはありませんが)質問してみましょう。
自立支援医療にはいくつか対象となる患者さんによって種類があり、更生医療や育成医療などもありますが、てんかんが関係するのは「精神通院医療」です。てんかんは長年精神科の先生が診療を担当していたという歴史があって、利用する制度の多くは他の精神疾患(たとえばうつ病など)と重複する部分があります。現在は神経内科や脳神経外科に通院している患者さんのほうが多いので、精神科の先生が担当する場面は少なくなりつつありますが、制度としてはそうした名残がある、というところでしょうか。ただ、てんかんの患者さんに関しては担当の専門科にかかわらず、自立支援医療や(こちらは発作頻度や合併症の有無によって対象になるかどうかが決まりますが)精神保健福祉手帳などの診断書を記載できることになっています。
繰り返しになりますが、現在自立支援医療を含めてんかん患者さんが利用できる制度について何も聞いたことがない、という方がいらっしゃいましたら、ぜひ担当の先生に一度相談してみましょう。
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