2015年11月11日水曜日
2015年11月6日金曜日
第49回日本てんかん学会学術集会@長崎と、来年の学会@静岡
先日てんかん学会学術集会(総会)に参加してきました。長崎医療センターの馬場先生が大会長を務められており、馬場先生のライフワークである脳梁離断術に関連し、ウエスト症候群などのいわゆるてんかん性脳症などについて熱い議論が交わされていました。
治療についてはいわゆる新規抗てんかん薬がある程度出そろった段階で、単なる使用経験を報告するのではなく、その使い方などについての発表も数多くありました。私も自分の経験を踏まえて色々と質問をさせて頂きました。
異国情緒あふれる長崎での学会は大変楽しかったです。来年はいよいよてんかん学会50周年を記念する大会が、静岡てんかん・神経医療センターが主催で行われます。てんかんにかかわるアート展や映画祭などユニークな企画もあり、今からとても楽しみですね。http://www.shizuokamind.org/art2016/art.html
治療についてはいわゆる新規抗てんかん薬がある程度出そろった段階で、単なる使用経験を報告するのではなく、その使い方などについての発表も数多くありました。私も自分の経験を踏まえて色々と質問をさせて頂きました。
異国情緒あふれる長崎での学会は大変楽しかったです。来年はいよいよてんかん学会50周年を記念する大会が、静岡てんかん・神経医療センターが主催で行われます。てんかんにかかわるアート展や映画祭などユニークな企画もあり、今からとても楽しみですね。http://www.shizuokamind.org/art2016/art.html
2015年10月24日土曜日
てんかんと妊娠①:患者さんはどんなことで悩むのか?
最近当院に通院されているてんかん患者さんで、妊娠・出産を迎えられる方が4-5名続きました。てんかんがあり、治療を受けている中で妊娠・出産を迎え、新たな家族を迎えることができた患者さんの喜びは、我々てんかん診療をしている医師にとって最も大きなやりがいの一つでもあります。
てんかんを持つ女性患者さんから具体的にお伺いすることがある悩みとしては
「わたしのてんかんが、この子に遺伝したりしないでしょうか?」
「妊娠中に発作があったらどうなるの?」
「お薬を飲んでいると、おなかの赤ちゃんに影響はありませんか?」
「出産した後、母乳はあげちゃいけないですか?」
といったところをよくおうかがいします。
てんかんを診療する医師は、患者さんのこうした悩みに対して、きちんと応えていかなくてはならないと思います。もちろん、現時点で私たちにもわからない、はっきりお答えできないこともあるのですが、それならそのことも含め、きちんとお話をしたうえで患者さんと相談していくことが必要になります。
これは非常に大きなテーマなので、1回だけでは説明しきれません。ですので次回以降、患者さんのご質問にお答えする形で説明していきたいと思います。
てんかんを持つ女性患者さんから具体的にお伺いすることがある悩みとしては
「わたしのてんかんが、この子に遺伝したりしないでしょうか?」
「妊娠中に発作があったらどうなるの?」
「お薬を飲んでいると、おなかの赤ちゃんに影響はありませんか?」
「出産した後、母乳はあげちゃいけないですか?」
といったところをよくおうかがいします。
てんかんを診療する医師は、患者さんのこうした悩みに対して、きちんと応えていかなくてはならないと思います。もちろん、現時点で私たちにもわからない、はっきりお答えできないこともあるのですが、それならそのことも含め、きちんとお話をしたうえで患者さんと相談していくことが必要になります。
これは非常に大きなテーマなので、1回だけでは説明しきれません。ですので次回以降、患者さんのご質問にお答えする形で説明していきたいと思います。
2015年10月20日火曜日
日本てんかん学会学術集会に伴う小出泰道医師休診のお知らせ
10月30日から31日、長崎ブリックホールにて、日本てんかん学会学術集会が行われます。小出泰道副院長の外来はその間休診となります。予約外でのご相談等がおありの際にはご留意下さい。小出秀達院長の外来は従来通り診療を行っております。
ラグビーワールドカップもいよいよ準決勝です。連日の熱戦がもうすぐ終わるのは寂しいですが、優勝の行方は??https://www.youtube.com/watch?v=vJAmkiwxw3g
ラグビーワールドカップもいよいよ準決勝です。連日の熱戦がもうすぐ終わるのは寂しいですが、優勝の行方は??https://www.youtube.com/watch?v=vJAmkiwxw3g
2015年10月10日土曜日
兵庫県てんかん県民講座のお知らせ
てんかん協会兵庫県支部の方から、てんかん県民講座のお知らせが届きました。日時は11月29日、講師は静岡てんかん・神経医療センターの池田浩子先生です。患者さんの病状についての個別相談会もあるようです。とてもやさしい良い先生ですので、ご興味がおありの方はどうぞ足をお運びください。
2015年9月28日月曜日
ラグビーW杯
先日からラグビーのワールドカップが始まりました。当院のFB,あるいはHPにラグビーのゴールキックをイメージした画像を載せておりますが、巷のニュースでもラグビーが取り上げられる機会が増え、元ラグビー部、現在もたまにラグビー部として嬉しく思っております。
先日も当院の患者さんでワールドカップ観戦に行くと仰っていた方がおられました。現地で観戦できれば、日本でみるように寝不足にならずにすんでいいなあ・・・と思いながら、寝不足の毎日を過ごしております。南アフリカに勝った試合などは、思わず涙が・・・。
2019年には日本でラグビーのワールドカップが行われる予定です。一度皆さんもラグビー場に足を運んで、ラグビーを好きになっていただき、2019年のラグビーワールドカップ会場で一緒に観戦しましょう。
今日は全くてんかんにも、診療にも関係のない話で失礼しました(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=OSC64mlK1Lg
先日も当院の患者さんでワールドカップ観戦に行くと仰っていた方がおられました。現地で観戦できれば、日本でみるように寝不足にならずにすんでいいなあ・・・と思いながら、寝不足の毎日を過ごしております。南アフリカに勝った試合などは、思わず涙が・・・。
2019年には日本でラグビーのワールドカップが行われる予定です。一度皆さんもラグビー場に足を運んで、ラグビーを好きになっていただき、2019年のラグビーワールドカップ会場で一緒に観戦しましょう。
今日は全くてんかんにも、診療にも関係のない話で失礼しました(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=OSC64mlK1Lg
2015年9月14日月曜日
てんかん外来の現状:受診者数や年齢、診断など
雨が多いなとは感じていたものの、先日からの豪雨災害は想像を超えるものでした。被害ができるだけ小さいものであることを祈るばかりです。これまでもこちらのブログで何度かお伝えしていますように、常用薬などの備蓄は皆さん日ごろから気を配っておきましょう。「天災は忘れたころにやってくる」(寺田寅彦の言葉だと言われています)です。
ホームページを開設し、改めててんかん外来を標榜してからだいたい1年ぐらいが経ちました。昨年4月から当院をてんかんの診療を希望して受診した方の統計をお示ししたいと思います。
2014年4月~2015年9月14日現在までの約1年半に、てんかんの診療を希望して当院を受診した患者さんは179名で、男性94名、女性85名でした。
年齢は6歳~79歳で、平均年齢は31.5±14.5歳(中央値27歳)で、10歳未満:4名、10代:31名、20代:62名、30代:46名、40代:15名、50代:8名、60代:7名、70代:6名となっており、お若い方が多いものの、お子さんからご高齢の方までご相談をいただきました。
患者さんの居住地別にみますと、大阪市内の方が80名、市外大阪府の方が69名で大半でしたが、兵庫県の方が13名、奈良県4名、愛知県3名、三重県3名、徳島県2名、その他の都府県5名と遠方からもお越しいただきました。
受診後の診断は1989年の国際てんかん分類を用いますと、症候性部分てんかん
92名(うち前頭葉てんかんあるいは疑いが26名、側頭葉てんかんあるいは疑いが36名)、特発性全般てんかん30名、特発性部分てんかん3名、症候性全般てんかん2名、進行性ミオクローヌスてんかん1名、詳細不明、あるいは分類不能のてんかんが16名と、てんかん患者さんは144名でした。ほか診断はつかないがてんかんが疑われる方が5名おられました。
残りの30名はてんかんではない、と診断した方で、立ちくらみなどによる失神&疑いが8名、心因性非てんかん発作&疑いが7名、発作性運動誘発性ジスキネジアという不随意運動の方が2名、薬物やアルコールを急激に止めたことによる離脱けいれん&疑いの方が2名などとなっていました。中には長年てんかんとして服薬しておられた方が、てんかんではないとの診断から薬を中止でき、とても喜んでいた方もいらっしゃいます。
てんかん外来をしていますと、一定数のてんかんではない方が受診されます。今回の30名/179名=約17%というのは静岡のてんかんセンターの外来で、同様に統計を調べた際にも同じような数字でしたので、おそらくてんかんを専門にしておられる先生のところを受診される方の割合は同じようなものなのでしょうね。
病院からの紹介状をお持ちになった方は98名で、ない方は81名でした。紹介状をお持ちでない方の多くは、インターネット経由で当院のことを知った、という方でした。当院受診前にすでに通院しておられた方では、神経内科の先生にかかっていた方が63名と多く、小児科、脳神経外科がそれぞれ32名、精神科31名とその他はほぼ同数でした。
小児科に通院されていた方のうち12名は20歳以上のいわゆる成人でした。これは「小児科からの移行期医療問題」として知られる現象で、小児期からの慢性疾患の患者さんが、成人になっても小児科に通院を続ける、あるいは続けざるをえなくなることを指します。てんかんについても、小児特有のてんかん症候群などは成人を担当する先生にはなじみがあまりないこともあり、なかなかスムーズに小児科から成人を担当する診療科へと移行することが難しい、という現実があることはここで診療していても実感できます。当院はできるだけそうした方のうけ皿になっていきたいと考えております。
どうしても初診の際にはお話を詳しくお伺いしないといけませんので、あまりに予約が混み合っている日時には予約をお取りできないことがありご迷惑をおかけしておりますが、これからも一人一人の患者さんを丁寧に診察し、確実な診断から治療を考えていくようにしたいと思います。
ホームページを開設し、改めててんかん外来を標榜してからだいたい1年ぐらいが経ちました。昨年4月から当院をてんかんの診療を希望して受診した方の統計をお示ししたいと思います。
2014年4月~2015年9月14日現在までの約1年半に、てんかんの診療を希望して当院を受診した患者さんは179名で、男性94名、女性85名でした。
年齢は6歳~79歳で、平均年齢は31.5±14.5歳(中央値27歳)で、10歳未満:4名、10代:31名、20代:62名、30代:46名、40代:15名、50代:8名、60代:7名、70代:6名となっており、お若い方が多いものの、お子さんからご高齢の方までご相談をいただきました。
患者さんの居住地別にみますと、大阪市内の方が80名、市外大阪府の方が69名で大半でしたが、兵庫県の方が13名、奈良県4名、愛知県3名、三重県3名、徳島県2名、その他の都府県5名と遠方からもお越しいただきました。
受診後の診断は1989年の国際てんかん分類を用いますと、症候性部分てんかん
92名(うち前頭葉てんかんあるいは疑いが26名、側頭葉てんかんあるいは疑いが36名)、特発性全般てんかん30名、特発性部分てんかん3名、症候性全般てんかん2名、進行性ミオクローヌスてんかん1名、詳細不明、あるいは分類不能のてんかんが16名と、てんかん患者さんは144名でした。ほか診断はつかないがてんかんが疑われる方が5名おられました。
残りの30名はてんかんではない、と診断した方で、立ちくらみなどによる失神&疑いが8名、心因性非てんかん発作&疑いが7名、発作性運動誘発性ジスキネジアという不随意運動の方が2名、薬物やアルコールを急激に止めたことによる離脱けいれん&疑いの方が2名などとなっていました。中には長年てんかんとして服薬しておられた方が、てんかんではないとの診断から薬を中止でき、とても喜んでいた方もいらっしゃいます。
てんかん外来をしていますと、一定数のてんかんではない方が受診されます。今回の30名/179名=約17%というのは静岡のてんかんセンターの外来で、同様に統計を調べた際にも同じような数字でしたので、おそらくてんかんを専門にしておられる先生のところを受診される方の割合は同じようなものなのでしょうね。
病院からの紹介状をお持ちになった方は98名で、ない方は81名でした。紹介状をお持ちでない方の多くは、インターネット経由で当院のことを知った、という方でした。当院受診前にすでに通院しておられた方では、神経内科の先生にかかっていた方が63名と多く、小児科、脳神経外科がそれぞれ32名、精神科31名とその他はほぼ同数でした。
小児科に通院されていた方のうち12名は20歳以上のいわゆる成人でした。これは「小児科からの移行期医療問題」として知られる現象で、小児期からの慢性疾患の患者さんが、成人になっても小児科に通院を続ける、あるいは続けざるをえなくなることを指します。てんかんについても、小児特有のてんかん症候群などは成人を担当する先生にはなじみがあまりないこともあり、なかなかスムーズに小児科から成人を担当する診療科へと移行することが難しい、という現実があることはここで診療していても実感できます。当院はできるだけそうした方のうけ皿になっていきたいと考えております。
どうしても初診の際にはお話を詳しくお伺いしないといけませんので、あまりに予約が混み合っている日時には予約をお取りできないことがありご迷惑をおかけしておりますが、これからも一人一人の患者さんを丁寧に診察し、確実な診断から治療を考えていくようにしたいと思います。
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