2015年9月2日水曜日

当院かいわい:月江寺

暑さも和らぎ、日々秋の訪れを感じます。朝晩は窓を開けて寝ていると寒いぐらいです。そのせいか当院にもかぜ症状をお持ちの患者さんがちらほらお見えになっています。皆様もお気を付けください。

今回ご紹介しますのは、当院のお隣、西側にある月江寺さんです。こちらは江戸時代に生類憐みの令でも有名な徳川綱吉公のお母さん、桂昌院の侍女をしていた方が浄土宗の尼寺として建立したのが始まりだそうです。元の仏閣はこの辺りの他のお寺さん同様に戦災で焼失してしまいましたが、現在も女性のご住職がいらっしゃり、境内は都会にいることを忘れるほど閑静です。かつてはこのお寺から西の海に沈む美しい夕日が見えたそうですが・・・今は昔ですね。

この辺りの他のお寺さんには技芸に携わっていた方々のお墓がたくさんあるのは以前もご紹介したとおりですが、こちらの墓苑内には「さみせん塚」があります。これはある有名な茶人が愛した「花紅葉」という古曲を伝え残すために、その弟が兄の三味線糸を埋めて建てたそうです。


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